◇ ホーム旅日記 > 山口撮影紀行

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※ はぎ号 山口:1156] → [1258|東萩

 日本海側まで繋がっている山口線ですが、日本海側へ早く抜けるルートを選んだので路線バスです。今回使用した「津和野・秋芳・萩ゾーン券」でも利用できる区間なのがうれしいです。待ち時間が1時間あっても早く日本海側へ行けるのがポイントです。
 万が一座れないと困るので(そんなことはありませんが…)バス乗り場で並んでいたのですが、発車時間になってちょうどバスが来たので行き先を見てみると新山口行きでした。バス乗り場なので続々とバスが来るのですが、すべて関係ないバスです。 昨晩から何も食べていないので空腹状態のまま待っていると、さっきと同じバスが来ました。 …ということは、新山口までバスが往復してきたことになります。
 バスなのでダイヤは余裕を持って組んであるのでそう慌てることでもありません。新山口で買ってきた駅弁の「かしわめし」を車内で食べました。鶏のそぼろが細かいですね。駅弁であることを考慮すると食べにくいです。
 あまり需要の多そうな区間でもないですし、時間帯もあって乗客は我々を入れても片手で数えられるぐらいです。東萩に着く頃には貸し切りバスと化していました。



※ 1570D 山陰本線 普通 東萩:1320] → [1425|戸田小浜 キハ47系2両

 久しぶりの気動車です。メインとなっている駅は萩よりもこちらの東萩のようです。みどりの窓口があったので帰りの指定区間を厚狭から下関に変更してもらいました。
 さっきの路線バスとはごろっと変わって、着席率はかなり高いです。ほとんどが学生でした。およそ30分に1本の同じ山陰本線(といえども”嵯峨野線”の区間ですけど)を通っていてそれでも少ないぞと文句を言う私からすれば、およそ2時間に1本で学校に通うことを考えるだけでビクビクします。
 まとまった数の乗り降りはありませんでしたが、少しずつ乗客が減っていきます。それでも車内ががらがらになるほどでもありません。
 路線は主に海沿いですが、あまり天気が良くなく波も荒めです。夏に訪れたい路線です。またアップダウンの多い区間でキハ47の低性能を味わうにはいい区間です(笑)

特急はぎ号
特急「はぎ」号。(東萩)
キハ47系
(戸田小浜)


※ 【徒歩】 戸田小浜 → (撮影地) → 飯浦

 今回の目的でもある「ふれあいパル」の撮影です。戸田小浜から2,30分ほど歩くポイントなのですが、とにかくキツいです。もっと荷物を軽くすればよかったのですが荷物さえなければそれなりに歩いても苦ではない道です。
 パルまで1本列車が来ると踏んで(プランはほぼ走り屋氏に任せっきりです)いて落ち着いて撮影できました。ですが、パルの通過予想時刻をミスったらしく、乗る予定の戸田小浜1649発に乗れなくなってしまいました。
 待つ分には景色がいいので構わないのですがどんどん日が沈んでいき、パルが通過したのは17時20分頃でした。すぐ後ろに山があって陰に入ってしまっていたのですが、海があって多少明るかったので救われました。
 そこから乗る列車まで2時間あるので飯浦まで歩きました。日の落ちた海岸沿いの道を歩く経験もなかなか無いので、これはこれで面白かったです。でも、1人で歩くとなったら半ば泣きべそ状態かもしれません。

ふれあいパル
こんな暗いときに来ないで欲しい…。(戸田小浜-飯浦)
キハ47系
駅舎。(飯浦)


※ 1581D 山陰本線 普通 飯浦:1912] → [2039|長門市 キハ120系1両

 とぼとぼ海岸沿いから漁村を歩いているとすっかり日が暮れてしまいました。駅舎を見るとかつては有人駅だった面影があるのですが、いまでは完全な無人駅です。この辺りではよくある駅なのでしょうか。
 この列車の次が終電なのには驚きです。ホームで待っているとかなり驚かれました。やはり、こんな時間に乗ってくる人は皆無なのでしょうね。
 さきほどのキハ47とは比べ物にならないほど速いというか乗っていて気持ちいいです。津山線->姫新線のときを思い出しました。ロングシートで長時間乗るのには向いていませんが、景色を見るのにはロングシートも悪くありません。(窓の外が真っ暗なのでロングシートでも何でも一緒です)
 車内はかなり空いていたのですが、東萩から学生がドバッと乗ってきました。こちらも長門市まで乗り通すようではなく、途中の駅で少しずつ降りていきます。終点まで乗り通すのは我々ぐらいです。

キハ120系
(長門市)


※ 【宿泊】 長門ステーションホテル 3,650円

 名の通り駅のロータリーを歩いてすぐの距離です。設備は新しいとは言えませんが、値段を考えるとちょうどいいぐらいです。後ほど、駅に近いことに助けられます。
 ホテルに着くのが遅くなって、1階のコンビニも開いていませんでした。仕方なく15分ほど歩いてコンビニを探し、朝食を買い出しにいくことになりました。旅先では旅先らしい食事にせねば…